爆裂丸「人間の遺伝子なんかろくなもんじゃない！このままでは滅びてしまうぞ！」
準丸 「な、なに？いきなり！」
爆裂丸「それはそうやろ！人間なんて、こんなぬくぬくとした環境で育って全く危機感がない！
たとえばそこの男！」
夜須 「・・・ｚｚｚ」
準丸 「夜須はいつものことやろ。」
爆裂丸「だからいかんのだ！こういう人間の子孫ではハルマゲドンでは生き残れんぞ！」
夜須 「・・・ｚｚｚ」
準丸 「ハ？ハルマゲドンって・・・世紀末はとっくに過ぎてるぞ。」
爆裂丸「今の世の中、毎年ハルマゲドンだ！」
準丸 「まあ、テロとかあるしな」
夜須 「・・・ｚｚｚ」
爆裂丸「だから人間の遺伝子なんか駄馬並み！いや駄馬以下だ！」
準丸 「駄馬って・・・人と馬は違うと思うけど」
爆裂丸「真に優れている遺伝子とはなんだと思う？」
準丸 「う〜ん、遺伝子で言われるとわからんがまあライオンとか？」
爆裂丸「ライオンなんて、あんなノウノウとサバンナを歩いてる奴なんかたいしたことない！」
準丸 「じゃあライオンも恐れる象とか？」
爆裂丸「ただデカイだけの無駄飯くらいだ！」
準丸 「じゃあなんだよ〜(ｰｰ;)」
爆裂丸「最強の遺伝子とはシマウマだ！」
バンババンバ〜ん！
準丸 「はっ？？シマウマってあの白黒の縦縞の馬のことですか？」
爆裂丸「その通り！シマウマこそ最強の遺伝子をもつ者だ！」
爆裂丸「シマウマはいつもライオンなど肉食動物に常に狙われている！」
準丸 「だから弱いんじゃない？」
爆裂丸「違ぁ〜う！常に警戒心を怠らず五感を尖らせ、いざとなれば全開で逃げさる快馬加鞭な脚力！
そして弱い遺伝子は肉食獣の餌となり淘汰されていく！
そうして残った遺伝子こそが最強の遺伝子を持つ者だ！」
準丸 「でもライオンの餌はシマウマだけじゃないと思うけど？」
夜須 「・・・う〜ん、ねむねむ・・・」
爆裂丸「シマウマのあの筋骨隆々のあの肉体はハンパではない！」
準丸 「筋骨隆々って？シマウマ以外にも筋骨隆々はいると思うけど？」
爆裂丸「そしてあの研ぎ澄まされた耳と異常に発達した眼光炯炯な視力！
まさに最強！最高！の遺伝子のなせる業！」
準丸 「眼光炯炯？ってなんだよ？いやだから、聴力と視力もいいのはいると思うけど？」
爆裂丸「さらにあの白と黒で塗り分けられた毛の色！」
準丸 「すでに人の話を聞いてないでしょ、あんた！」
夜須 「・・・ふぁ〜よく寝たぁ〜o(>_<)o ん？なになに？？何の話してんの？」
爆裂丸「ふっ弱小遺伝子が起きたか！」
夜須 「弱小遺伝子？なんのこと？？」
準丸 「爆裂丸の言うことは気にするな、それより最強の遺伝子の生き物って何だと思う？」
夜須 「最強の遺伝子？？？」
爆裂丸「そうだ最強の遺伝子を持つ者とは！」
夜須 「そうやなぁ〜パンダ！」
準丸 「はっ？パ、パンダぁ？（こいつに聞いたのが間違いだった・・・）」
爆裂丸「なるほど！それも一理あるな！」
準丸 「えっ？一理あるってどこがだ！」
夜須 「だってかわいいやんo(＾o＾)o」
準丸 「か、かわいいって強さと関係ないやろ！」
爆裂丸「そのかわいいという愛嬌が灯台下暗し！重要なファクターなんだ！」
夜須 「だよねぁ〜」
準丸 「はぁ〜？ファクター？？なんでだ！」
爆裂丸「愛嬌というのも能力の１つであって、愛嬌のないものは保護されない！
しかし愛嬌がありつつも奴は鋭い爪とパワーを持つおそるべき野獣！
そうやって淘汰されてきた奴もまた最強の遺伝子を持つ者だ！」
夜須 「パンダかわいいよなぁ〜」
準丸 「こいつは意味が分かってないな・・・」
爆裂丸「このハルマゲドンの時代！生き残るのはシマウマとパンダだ！」
準丸 「はぁ〜もうええわ」
師匠「貴様らぁ〜いつまでくっちゃべっとんじゃ〜はよ寝んかぁ〜」
ヒュッ！！
夜須「うっ！！・・・・・・」コテッ・・・
準丸「げっ！」コテッ・・・
爆裂丸「ふん！甘いなそんなものではこの最強の遺伝・・・・」
ヒュン！！
爆裂丸「なんとっ！・・・・・・」コテッ・・・・・
また同じオチかよ・・・（＾＾；